ノンコメドジェニックテスト

コメドとは、ニキビの第一段階とされる非炎症性の皮疹で、脂腺性毛法内に【細菌・皮脂・角質】などが詰まってしまった状態を言います。
ニキビが出来にくい「ノンコメド処方」であるかを判定する試験です。
* 「受託条件」
繰り返し被験品を貼付する試験であることから被験者の安全性確保及び倫理的観点から、
「日本人被験者を対象としたパッチテスト(24時間閉塞貼付、被験者20名以上、皮膚科医師
による判定)が済んでおり、結果が「安全品」であること)が試験を受託する条件となりま
す。

被験者 被験者基準を満たす日本人男性
被験者数 10名
試験期間 15日間
判定基準 毛包部生検(フォリキュラーバイオプシー)結果およびニキビ発生有無から皮膚科医が総合的に判断
表示可能項目 ノンコメドジェニックテスト済
検体の必要量 ノンコメドジェニックテストの検体必要量は、約30gです。

ニキビは、毛穴(毛包)がホルモンと細菌と皮脂の相互作用によって炎症を起こすことで出来ます。
したがって、皮脂が多く分泌される部位に出来やすくなります。
ニキビは、皮脂を分泌する毛穴が詰まるところから始まり、詰まった毛穴の中に乾いた皮脂や角質がたまります。
このたまった状態をコメドといい、目に見えない小さな塊をマイクロコメド、毛穴が開いて中身が見えている状態を黒ニキビ、 毛穴が閉じている状態を白ニキビと呼びます。
化粧品の使用はにきびを悪化させたりコメドを出来やすくする可能性もあると言われています。 化粧品原料中に含まれる油分の全てがコメドを誘発するとは限りませんが、 ある試験によってその製品がコメドを誘発しにくいという証明をすることが出来ます。
それが、ノンコメドジェニックテストです。
ノンコメドジェニックテストは、比較的皮脂腺の多いヒトの背中を利用して試験サンプルを複数回繰り返し塗布し、 最終的に組織学的な検査を行いコメドが形成されているかどうかを確認する試験です。